せき(咳)の見分け方と危険サイン

  • HOME>
  • せき(咳)の見分け方と危険サイン

このようなお悩みはありませんか?

  • せき(咳)が止まらない
  • 呼吸が早い、または苦しそう
  • 「吐きそうで吐けない」状態が続く
  • 夜間や安静時にせき(咳)が増える
  • せき(咳)とくしゃみの違いがわからない
  • 今の治療で合っているか心配
  • 薬をやめたい
  • うちの子のせき(咳)、様子を見ても大丈夫?

このようなときには、まずはご相談ください

一時的に起こるせき(咳)はすぐにおさまることが多く、多くの場合は様子を見ても問題ありません。しかし、このような状況が見られる場合は、何らかの疾患が隠れている可能性があるため、早めに当院への受診をおすすめします。

  • せき(咳)が長引いている、または繰り返し発生している
  • 息苦しそうな様子が見られる
  • 元気がない、食欲が落ちている

せき(咳)の原因とは

せき(咳)の原因とは

せき(咳)は、ペットの体が自然におこなう防御反応の一つです。鼻や喉、気管などの「空気の通り道」に異物が入り込んだ際に、それらを体外に排出するために起こります。様々な状況で気道への刺激が発生し、せき(咳)が引き起こされることがあります。

主なせき(咳)の原因

  • 気道に痰やほこり、異物が入ったとき
  • 心臓の肥大や腫瘍による気管・気管支の圧迫
  • 気管や気管支のねじれ
  • 冷たい空気の吸引
  • 強い臭い(芳香剤やタバコの煙など)の吸引
  • 気道の炎症

せき(咳)、くしゃみ、逆くしゃみの見分け方

実は、せき(咳)だと思っていても実際には異なる症状であることがあります。

くしゃみや逆くしゃみはせき(咳)と間違えやすい

特に猫のせき(咳)は見分けにくいことがあります。

くしゃみ

せき(咳)とくしゃみの大まかな見分け方
は「頭を振っているか」です。

人間と同様、ペットもくしゃみをする瞬間には頭を振る傾向がありますが、せき(咳)のときには頭を振りません。

逆くしゃみ

逆くしゃみとは、鼻から連続して勢いよく空気を吸い込む呼吸現象で、首を伸ばした状態で「グーグー」と鼻の奥から音が鳴ります。発作や呼吸困難のようにも見え、初めて目にするご家族は驚くかもしれませんが、多くの場合は1分程度で収まり、その後はケロッとしています。

逆くしゃみは、口を閉じていて、「グーグー」という音が息を吸っているときに鳴ることです。

せき(咳)かどうか判断に迷う場合は、スマートフォンで動画を撮っておき、診察時にお持ちいただくことをおすすめします。獣医師による診断の際にとても役立ちます。

逆くしゃみをしやすいペット

逆くしゃみをしやすいペット

逆くしゃみは犬で比較的多く見られ、特に短頭種(パグ、フレンチ・ブルドッグなど)やトイプードル、チワワ、ポメラニアンなどの小型犬に多い傾向があります。多くの場合、仔犬・仔猫の頃から見られる生理現象ですが、中高齢になってから初めて症状が現れ、頻度が増加したりする場合は、異物や腫瘍などの病気が隠れている可能性も考えられますので、ご相談ください。

せき(咳)を引き起こす主な疾患

呼吸器が原因の場合

  • 喉頭麻痺
  • 気管支炎や肺炎などの感染症や炎症
  • 気管虚脱
  • 異物や腫瘍

心臓が原因の場合

  • 慢性心不全
  • 心臓の肥大による気管や気管支の圧迫

年齢によって異なるせき(咳)の原因

年齢によってかかりやすい病気が異なるため、同じせき(咳)でも疑うべき疾患は変わってきます。
例えば、生後3か月の子犬がせき(咳)をしている場合は、ケンネルコフと呼ばれるウイルス性の感染症が多く見られます。一方、シニア犬のせき(咳)の場合は、心臓や肺の疾患が隠れていないかを注意深く確認する必要があります。
また、猫では猫風邪や猫喘息といった疾患の症状としてせき(咳)が見られることが比較的多いです。

緊急性のあるせき(咳)の症状

せき(咳)といっても、一日に数回の軽いせき(咳)なのか、継続的にせき(咳)をしているのかによって、対応の緊急性は異なります。食欲や元気が普段通りでも、2〜3日様子を見てもせき(咳)が治まらない場合や、くつろいでいる時にもせき(咳)が出て安眠できないなど、ペットの生活に支障が出ていると感じる場合は、受診をおすすめします。

特にこのような症状が見られる場合は、できるだけ早くご来院ください

  • チアノーゼ(舌や唇が青紫色になっている状態)
  • せき(咳)と一緒に血液を吐く(喀血)
  • 食欲不振、元気消失、呼吸困難など、せき(咳)以外の症状を伴う場合

ペットのいつもとは違う、ちょっとした変化に気づけるのは、一番身近にいるご家族

せき(咳)の症状が分かりにくい場合や、病院受診を考えている場合は、可能であれば症状が出ているときの動画を撮影しておくことをおすすめします。
せき(咳)は、ペットにとっても苦しい症状です。「気のせいかな?」という程度の小さな変化でも、気になることがあればいつでもご相談ください。はしもと吹田アニマルクリニックは、大切な家族の一員であるペットの健康を全力でサポートいたします。

お電話06-6875-5735
順番予約
診療時間
日/祝
09:30〜12:00
16:00〜19:00

※休診日:水曜日
※受付時間は診察開始終了の各15分前です
※血液検査および画像検査
(レントゲンおよび超音波検査等)
予定されている方は
診察時間終了1時間前までにご来院ください。

Menu