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- かゆみ(痒み)の見分け方
症状なのかクセなのか、注意が必要なサイン
ペットのかゆみを適切に評価するには、くわしい情報が重要です。かゆみが病的な症状なのか、単なる習慣やクセなのかを見分けるために、次のポイントをチェックしてみましょう。ご来院の際には、これらの情報をお知らせいただけると、より正確な診断につながります。
皮膚トラブルの履歴
初めて皮膚トラブルを起こしたのはいつ頃ですか
耳や足先の炎症など、軽微なものも含めてお教えください。
いつ頃からかゆみが出てきましたか
具体的に幼少期からなのか、〇年前からなのか、時期がわかると参考になります。
かゆみの特徴
どの部位にかゆみがありますか
かゆみの範囲が広がってきている場合は、最初はどの部位から始まり、どのように広がってきたかも重要です。
例
足先を舐めていたが、その後、耳も気にするようになったなど。
季節の変化に伴うかゆみの強弱はありますか
特定の季節に症状が悪化する場合、アレルギーが関係している可能性があります。
生活の中でかゆみ行動が強くなる時間帯はありますか
散歩後、寝る前、来客時など、特定の状況でかゆみが強くなる傾向があるかどうかをお知らせください。
生活環境と変化
かゆみが強くなってきた際に、何か環境の変化はありましたか
トリミング、旅行、引越し、赤ちゃんが生まれた、新しいペットを迎えたなど、生活環境の変化が症状に影響することがあります。
散歩に行きますか
外出頻度や散歩コースによって、アレルゲンへの曝露状況が変わることがあります。
予防と健康管理
ノミダニなどの予防はしていますか
予防している場合、直近の予防はいつ頃行ったか、また、使用している予防薬の名前や種類(レボリューション/垂らす・スポットタイプ)についてもお教えください。
血液検査などの健康診断を受けていますか
直近の検査結果で異常な項目があった場合は、お知らせください。
食事と栄養
現在食べているごはんの名前は何ですか
フードの種類やブランド名をお知らせください。
ごはん以外にあげているものはありますか
デンタルケア用のおやつ、人の食べ物、手作りごはん、野菜、果物、歯みがきペーストなど、メインのフード以外に与えているものをすべてお教えください。
既往歴
過去に罹った病気や怪我はありますか
過去の健康上の問題が、現在の症状に関連している可能性もあります。
はしもと吹田アニマルクリニックでは、ペットのかゆみに対して最も大切なことは、原因をしっかり特定し、その原因に合った適切な治療を早期に開始することだと考えています。
かゆみは単なる不快感だけでなく、ペットにとって大きな苦痛となり、日常生活の質を著しく低下させることがあります。上記の情報をもとに、丁寧な問診と診察をおこない、必要に応じて検査を実施することで、かゆみの根本原因を特定し、最適な治療プランをご提案いたします。
かゆみでお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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