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耳のかゆみ・においに注意|夏に多い犬の外耳炎

2026.07.21

これからの季節は気温・湿度ともに高くなり、わんちゃんの皮膚や耳のトラブルが増えやすくなります。
中でも「外耳炎」は、夏に悪化しやすい代表的な病気の一つです。

わんちゃんが頭をしきりに振る、耳をかゆがる、耳からにおいがするなどの様子はありませんか?
このような症状が見られる場合、外耳炎が関係している可能性があります。

外耳炎は犬によく見られる耳のトラブルで、特に垂れ耳の犬種や皮脂の分泌が多い犬種では、繰り返し発症することもあります。
気になる症状がある場合は、早めに当院までご相談ください。

外耳炎とは

耳は大きく「外耳」「中耳」「内耳」の3つに分かれています。
外耳炎とは、このうち耳の入り口から鼓膜までの「外耳」に炎症が起こる病気です。

犬の耳道はL字型をしており、通気性が悪く湿気がこもりやすい構造です。
そのため、細菌や真菌(カビ)、耳ダニなどが繁殖しやすく、外耳炎を起こしやすいとされています。

主な原因

以下のような要因が外耳炎の原因になります。

● 細菌・真菌の感染

耳の中が湿った状態になると、もともと耳に存在する細菌や真菌(カビ)が過剰に増え、炎症を引き起こすことがあります。

● アレルギー

アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどにより、耳の皮膚が敏感になり、炎症が起こりやすくなる場合があります。

● 耳ダニ

子犬や外で過ごす時間が多い犬に見られることがあり、黒くねっとりとした耳垢が特徴です。

● 異物の混入・水分の残り

草の種や水、シャンプーのすすぎ残しなどが耳の中に入ることで刺激となり、炎症につながることがあります。

● 耳垢の排出障害

犬の耳垢は、本来であれば自浄作用によって自然に排出されます。
しかし、垂れ耳の犬種、耳毛が多い犬、耳道内に腫瘤がある場合などは耳垢がたまりやすく、外耳炎の原因となることがあります。

よくある症状

外耳炎では以下のような症状がみられます。

  • 耳をかく、壁などにこすりつける
  • 頭を振る、傾ける
  • 耳が赤く腫れる
  • 強いにおいのする耳垢(茶色・黒など)
  • 耳に触れると嫌がる・痛がる
  • 耳周辺の脱毛やただれ

症状が進むと、鼓膜の奥(中耳)に炎症が広がる「中耳炎」へと悪化することもあるため早めの受診が大切です。

検査方法

当院では以下のような流れで外耳炎の検査を行います。

1. 問診・視診

症状が出始めた時期やかゆみの程度、全身の状態などを詳しくお伺いし、耳以外の皮膚にも異常がないかを確認します。

外耳炎は、アレルギー疾患が背景にあるケースもあるため、耳だけでなく皮膚全体の状態を丁寧に観察し、原因を見極めながら診療を行います。

2. 耳道内の観察

耳鏡や顕微鏡を用いて耳の中を詳しく観察し、炎症の程度や耳垢の状態を確認します。
必要に応じて耳垢を採取し、細菌・真菌(カビ)・耳ダニの有無を調べます。

3. CT/MRI検査(重度の場合)

中耳炎が疑われる場合や、症状が慢性化して通常の治療では改善が乏しい場合には、麻酔下での画像検査をご提案することがあります。

検査が必要かどうか、どのような方法で行うかについては、飼い主様と十分にご相談したうえで判断いたしますのでご安心ください。

治療方法

当院では、わんちゃんの症状や原因に合わせて治療を行います。

1. 耳の洗浄・点耳薬による治療

耳の中にたまった耳垢や炎症物質を洗浄で取り除き、状態に応じて抗菌薬・抗真菌薬・ステロイドなどの点耳薬を使用します。

2. アレルギーへの対応

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎が関係している場合は、療法食のご提案や内服薬による治療を行い、体質面からの改善を目指します。

3. 定期的な通院と再評価

外耳炎は再発しやすい病気のため、症状が落ち着いた後も定期的な診察とケアが大切です。
耳の状態を確認しながら、数週間から数か月かけて再発しにくい状態を目指します。

ご家庭でできる予防とケア

● 定期的な耳のチェック・耳掃除

耳の状態を定期的に確認し、必要に応じて耳掃除を行うことが大切です。
ただし、綿棒を奥まで入れて掃除すると、かえって耳を傷つけたり、耳垢を奥に押し込んでしまうことがあります。耳掃除は獣医師の指導のもと、安全な方法で行いましょう。

● 耳まわりを清潔に保つ

シャンプー後や水遊びの後は、耳の中に水分が残らないよう、耳まわりをやさしく拭き取ってあげましょう。
湿気がこもると、細菌や真菌が増えやすくなり、外耳炎の原因になることがあります。

● 食生活の見直し

外耳炎の背景にアレルギーが関係している場合もあります。
食物アレルギーが疑われる場合は、低アレルゲン食への切り替えや、おやつの見直しが有効なことがあります。

吹田市・周辺地域の飼い主様へ

吹田市・周辺地域の飼い主様へ

外耳炎は自然に治ることが少なく、放置すると慢性化したり、症状が悪化したりする可能性があります。

「耳をかゆがる」「頭をよく振る」「耳のにおいが気になる」「耳垢が増えた」など、少しでも気になる様子があれば、早めの診察をおすすめします。

当院には、吹田市をはじめ、豊中市・摂津市・茨木市・守口市・箕面市など、近隣地域からも多くの飼い主様にご来院いただいております。

大切なご家族の健康を守るためにも、耳のトラブルでお困りの際はお気軽にご相談ください。

クリニック情報

はしもと吹田アニマルクリニック
院長 橋本雄大

大阪府吹田市山田東2-10-3

駐車場有り(10台分)
吹田市・豊中市・摂津市・守口市・茨木市、
大阪市内からも車でのアクセス良好です!

  • 関西発の症状別外来(かゆみ外来、せき外来)設置
  • 得意分野: 皮膚科、呼吸器科、麻酔科、腫瘍科、外科
  • 吹田市で最も愛される病院を目指すべく、日々研鑽に努めてます
お電話06-6875-5735
順番予約
診療時間
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09:30〜12:00
16:00〜19:00

※休診日:水曜日
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※血液検査および画像検査
(レントゲンおよび超音波検査等)
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